2013年3月15日金曜日

「緑茶は長寿の源」 効能研究成果を報告

 掛川市で17日開幕した全国お茶まつり静岡大会で行われた緑茶飲用と健康状態の関わりを調べる「掛川スタディ」の研究報告では、「緑茶の飲用が、動脈硬化など生活習慣病予防に資する可能性」などを示す成果が披露された。

 市生涯学習センターで開かれた報告会には研究に取り組む掛川市立総合病院の鮫島庸一医監、東北大の栗山進一教授、九州大の立花宏文主幹教授が登壇した。掛川スタディの研究成果について栗山教授と立花主幹教授が基調講演した。栗山教授は緑茶飲用によりコレステロールが下がったデータを紹介した。立花主幹教授は緑茶カテキンの吸収率が高まる事例として、「ちびちび飲みよりも一気に飲む」「粉末の場合、牛乳やビタミンEを添加」などを挙げた。

 3氏によるパネル討論のテーマは「緑茶効能研究の新たなステージへ」。鮫島医監は「県西部の元気なお年寄りはお茶を1日6杯以上、年間2キロは飲む。緑茶は健康長寿の源」と持論を展開した。立花主幹教授は「研究のサンプル数を増やし、科学的に『緑茶が体に良い』という根拠につなげる必要がある」と強調した。栗山教授は「静岡県民は健康であることが数値で示され、日本中で注目され始めている」と指摘し、「大規模で継続的な調査をすべき」と訴えた。

http://www.at-s.com/news/detail/474542816.html

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