2013年3月12日火曜日

肉や乳製品、適量食べましょう=少ないと脳卒中に、多いと心筋梗塞になる―筑波大など

 肉や乳製品に含まれる飽和脂肪酸の摂取量が少なすぎると脳卒中、多すぎると心筋梗塞のリスクが高まると、山岸良匡筑波大講師らの研究チームが11日、発表した。チームは研究結果を国際的な医学誌に掲載し、「適量を取ることが大事」としている。

チームによると、脳卒中と心筋梗塞を合わせたリスクが最も低いのは、飽和脂肪酸を1日に20グラム前後取る人だとみられる。牛乳を1日にコップ1杯と、肉を2日に1回約150グラム取るなどすると、この摂取量になるという。

 研究チームは1995年から2009年にかけ、45~74歳の約8万2000人を追跡調査。うち3192人が脳卒中、610人が心筋梗塞を発症した。飽和脂肪酸の摂取量に応じ5グループに分類したところ、摂取量が少ないほど脳卒中のリスクは上がった。1日1~12グラムと最も少ない人は、最も多い22~100グラムの人に比べ、リスクが30%高かった。逆に心筋梗塞のリスクは、摂取量が多いほど高くなった。

 脳卒中や心筋梗塞などを合わせたリスクは、最も摂取量が多いグループが最も少ないグループに比べ18%低かった。脳卒中の発症者が心筋梗塞より多いことが影響しているとみられる。

時事通信 3月11日(月)13時22分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130311-00000068-jij-sctch

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