香辛料などに使われ、最近、テレビや雑誌等で注目を集めているショウガ科の多年草ウコンの色素成分「クルクミン」に寿命を延ばす働きがあることが、国立中
部病院(愛知県大府市)などの研究チームのマウスの実験でわかった。
ウコンの主成分のクルクミンは、腸管に吸収されると、抗酸化力の強いテトラヒドロクルクミンに変わることが名古屋大学大学院・生命農学研究科の大沢俊彦
教授らの研究で明らかにされている。
研究チームが、人なら約30歳にあたる生後13カ月のマウスに、1日当たり0・008グラムのテトラヒドロクルクミンを混ぜたエサを与え続けたところ、
与えなかったマウスに比べ寿命が平均で84・6日、約11%も延びた。
研究チームは、ウコンの主成分が変化したテトラヒドロクルクミンの抗酸化力で、細胞の膜や遺伝子を傷つける活性酸素の働きが抑えられた結果、老化が遅く
なったとみている。
人間はマウスと代謝の速度が異なるため単純には比較できないが、マウスに与えた0・008グラム(1日)が人間にはどのくらいの量に相当するのかははっ
きりしていないが、
ごく微量で効果が確認されたことは驚くべき結果です。
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