2014年2月6日木曜日

DHA、EPAで脳卒中、心臓病の死亡リスク2割低下 厚労省研究班調査

ドコサヘキサエン酸(DHA)など魚介類に含まれる不飽和脂肪酸を日頃から多く食べれば、
脳卒中や心臓病など循環器系疾患で死亡する恐れが少なくなる-。

こんな研究結果を、厚生労働省の研究班が24年間にわたる追跡調査で突き止めた。「サンマ1匹分を毎日食べ続ければ、脳卒中や心臓病で死亡するリスクが2割減る」と研究班。今月発行の欧州動脈硬化学会誌に掲載される。

調査は、三浦克之・滋賀医科大教授が代表を務める研究班が、30歳以上の男女9190人を対象に、食事内容や病歴について昭和55年から平成16年まで24年間かけて追跡。

魚介類に多く含まれる不飽和脂肪酸(DHAとEPA=エイコサペンタエン酸)の摂取量によってグループに分け、循環器系疾患との関連を調べた。この結果、不飽和脂肪酸を最も多く摂取したグループは、最も少なかったグループに比べ、循環器系疾患で死亡するリスクが20%低かった。

不飽和脂肪酸の摂取量は、最も多いグループで1日当たりサンマ1匹分に相当する1・7グラム。最も少ないグループで4分の1匹分の0・4グラムだった。

研究班は「魚介類を多く食べるのは和食の特徴。『和食文化』が脳卒中や心臓病などを予防できる可能性を持っていることを疫学調査で示せた」としている。

2014.2.6 08:53 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140206/wlf14020608550005-n1.htm

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